眼瞼下垂
自分ではなかなか気づきにくいのですが加齢、長期のコンタクト使用、先天的により、まぶたがあがりにくくなることがあります。
特に若い方は分かりにくいのですが、長年ひたいの筋肉で目を開けようとする習慣が出来ているので、若いのにひたいのしわが強く出ている方は要注意です。
長年の使用でゴムのように伸びきってしまった眼瞼挙筋（まぶたを上げようとする筋肉）を短くする手術をすると、ひたいの皺が一気に取れることがあります。コラーゲンを入れようか悩んでいる方は、一度診察を受けては如何でしょうか？
人によっては肩こりが治った、頭痛が治ったという方がいらっしゃいます。ひたいの筋肉は肩や首の筋肉と連動しているので、まぶたを開けようと眼瞼挙筋が無理な働きをすることでそのような症状を起こすことがあるようです。
また長年の眼瞼けいれんによって下垂を起こしている人もいます。まぶたが重い、開けにくい、といった症状を感じる人は相談してみては如何でしょうか。
眼瞼下垂は保健対応が可能です。かなり腫れを生じるため、腫れ防止の点滴を行うことで術後の腫れを最小限に抑えることが出来ますが、しっかりと目を休めるためにも入院をお勧めします。抜糸は１週間ほどかかるので、それくらいはお仕事の都合が付くときがよいでしょう。また、抜糸後もまぶたの腫れは約１ヵ月続きます。そのため、入院をしてしっかり腫れを最小限に抑えておくことをお勧めします。また、目を開けにくい状態を治す方法なのですが、2重瞼のラインから切開しますので術後2重瞼になります。
