ニキビケア

治療の実態

Treatment status

治療の実態

まだ、ニキビ治療を受けたことのない患者さんには、まずは保険治療から行います。 例、ビタミンB2、B6の内服と抗生剤ローションやクリームなどの外用です。
その他、自費診療としてピーリングを行っています。
この治療で2、3ヶ月たっても、効果が感じられない方や、すでに今まで近くの皮膚科などでニキビの治療を受けていたにもかかわらず、 なかなか改善が得られない方などには、もっと効果的なニキビ治療を行う必要があります。しかし、これらの治療法は保険治療が認められていません。

まだ、ニキビの治療を受けたことのない患者様

保険治療
  • ・ビタミンB2、B6の内服
  • ・抗生剤ローションやクリームの外用
  • ・抗生剤の内服など
2,3ヶ月間治療しても十分な効果がない場合は下記へ進みます。

皮膚科などで治療を受けたが十分な効果が得られていない患者様

自費治療
  • ・ケミカルピーリング
  • ・レチノイドの外用(トレチノイン治療)
  • ・ビタミンCイオン導入
  • ・抗ホルモン治療

ピーリング

Peeling

ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは皮膚を表面から化学的に融解し、その後の表皮や真皮の自然治癒過程や炎症反応を利用して、肌のターンオーバーを促進する方法です。
 当形成・美容外科では10%から70%(飽和溶液)グリコール酸を患者さんのお肌の状態にあわせて行います。10%から50%までは痛みの少ないph調整を行っているピーリング剤を使用していますのでピーリング独特の痛みも少ないです。ピーリング剤が肌のターンオーバー(肌が本来持つ新陳代謝機能)を促進し古い角質を除去します。
色素沈着やニキビ、小皺や、弛みを改善します。(奥に隠れていた健康な肌が表面にあらわれる。)滑らかになり肌の色も均一化されます。2~4週間に1回の頻度が推奨されます。

トレチノイン軟膏療法

Tretinoin ointment therapy

トレチノイン酸軟膏治療

トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)はビタミンA(レチノール)の誘導体で生理活性はビタミンAの約50倍から100倍あり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体です。お化粧品に詳しい方は既にしわとりクリームなどでレチノール入りのクリームなどを試された方もいるかも知れません。当形成・美容外科で使用しているトレチノイン軟膏は市販されている物より効果が非常に強く医師の処方なしでは使用できません。トレチノインは、日本ではまだ未認可ですが米国では、シワ、ニキビの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。当形成・美容外科では患者さんの症状にあわせて濃度の異なる薬を処方致します。

トレチノインの皮膚に対する作用

  • 1角質を剥がす
  • 2表皮の細胞をどんどん分裂させ、皮膚の再生を促す。
  • 3皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える。
  • 4真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的に皮膚のハリ、小じわの改善をもたらす。
  • 5表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくさせる。

表皮の細胞は表皮の一番深い層(基底層)で生まれてから、徐々に表面に押し上げられて、最後は角質となり、垢となって皮膚から剥がれていきます。この表皮の細胞の一連のサイクルを皮膚のターンオーバーといい、約28日間かかることが分かっています。 このターンオーバーを促進させ表皮にあるメラニン色素を外に出す働きをします。

お化粧品の美白剤ではダメなの?

大多数のシミは表皮の一番深い層(基底層)周辺にメラニン色素が沈着しています。この層にはメラノサイトというメラニンを作る細胞があります。通常市販されている美白剤(医薬部外品)は、メラノサイトがメラニン色素を作る量を減らすような働きをする成分が微量含んでいますが、その作用は非常に弱く、現在沈着しているメラニン色素を外に出すような作用はないため、既に存在するシミは良くなりません。

ホルモン療法・ビタミンC外用剤

Hormone therapy and topical vitamin C

ホルモン療法

アルダクトン内服治療

アルダクトンは利尿剤(尿の量を増やす薬)として広く使用されている薬ですが、男性ホルモンの作用を弱める働きがあります。ニキビができる原因には、皮脂腺の過剰分泌がありますが、この皮脂腺の調節をしているのがテストステロンといわれる男性ホルモンです。女性にも男性ホルモンは分泌されますが、大人のなかなか治りにくいニキビには強く関与しているといわれています。アルダクトンを内服すると皮脂腺の抑制が起こり、ニキビが一時的に改善します。

欠点
約1/3の割合で月経異常を生じることが報告されています。また、内服している間しか効果がありませんので一時的にどうしてもという方に向いています。

ビタミンC外用剤

ビタミンCの効果

メラニンの産生を抑制
しみ・美白
コラーゲンの合成を促進
小皺・ニキビ跡・たるみ
紫外線による細胞障害を軽減
皮脂の酸化防止(活性酸素を除去)
皺・ニキビ・たるみ
過剰な皮脂の分泌を抑制
ニキビ・毛穴の引き締め
皮脂のバリア機能を高め、水分の蒸発を抑制
小皺、たるみ

ビタミンCはアスコルビン酸とも言われ、レモンやオレンジ、野菜など天然植物中に含まれており、美肌の元として知られています。しかし、摂取しても水溶性ビタミンであり、一定量以上は腎臓でろ過されてしまいます。お肌から直接摂取できれば一番効果的ですが、皮膚への浸透性は悪く、不安定で崩れやすいです。最近では、壊れやすいビタミンCを安定したビタミン誘導体として皮膚に浸透しやすい形にし、ビタミンCの作用を有効に発揮させています。

ビタミンC誘導体の効果

最近、ビタミンCの入っているさまざまな化粧品が販売されていますがその中のビタミンを参考までに挙げておきます。

水溶性

アスコルビン酸リン酸(AP)
人の皮膚から吸収され皮膚細胞でももっともビタミンCに変わりやすい。
ナトリウム塩(APS)
着色しやすい
マグネシウム塩(APM)
高濃度にするのに限界がある。
アスコルビン酸グルコシド(AG)脂肪酸(AGP)
皮膚への吸収はよいが人の皮膚ではビタミンCに極めてなりにくい。

油溶性

テトライソパルミチン酸アスコルビン酸
長期型
アスコルビン酸脂肪酸
不安定

9%VC-PMGローション

皮膚に吸収しやすい代表的なビタミンCです。生体内で酵素に反応して、容易にアスコルビン酸に加水分解され、ビタミンCとしての働きをします。アスコルビン酸はメラノサイト内でドーパミンに悪影響を与えます。ドーパミンを還元することにより、メラニン合成を抑制し美白効果を発揮します。ビタミンC誘導体では、ビタミンCそのものを塗布したときに比べ、肌細胞への吸収率は約8倍といわれています。
*防腐剤、殺菌剤等の成分は含まれておりません。また、光に対しても弱いため冷蔵庫にて保存してください。ビタミンCを最大限溶解しているため、白い結晶が沈殿することがあります。安全性・有効性には問題ありません。

VC-IPスティック

安定性の高い油溶性VC-IPを高濃度に配合。(VC-IP85%)ビタミンCそのものを塗布したときと比べ吸収率は約30倍で、塗布後も24時間以上効果を発揮します。

ビタミンC導入

イオン導入とはイオンフォトレーシスともいい、普段のスキンケアでは肌の奥まで届きにくい水溶性の有効成分を、皮膚に弱い電流を流してイオン化することにより皮膚の深層まで浸透させる方法です。
マイナスの電流を顔に当て、プラスの電極を手に持ち、電流を流します。水に溶けるとマイナスに溶解するイオン(ビタミンC誘導体など)が、皮膚に当てたマイナスの電極からの反発力により皮膚の奥へ浸透していきます。単純に皮膚に塗布するのに比べ約40倍以上の吸収率があり、表皮下の真皮付近まで有効に薬剤が浸透します。事前にケミカルピーリングを行っておくと、さらに吸収率は高まるので、セットで行うことをお勧めします。

にきび跡・毛穴の悩み

Acne scars and pore problems

にきび跡や毛穴はどうしたらいい?

悩んで毛穴パックを繰り返している方も多いのでは?
しかし、毛穴パックでは毛穴は小さくなりません。毛穴は取るだけでなく、周りの組織も増やさなければ小さくすることは難しいです。特に炎症性にきびを繰り返した後に多い大きなにきび跡は、治療効果がなかなか出にくく、やはり予防が一番大事です。しかし、治療法が全くないというわけではありません。

当院で行っている毛穴治療

ビタミンCローション

ピーリング

ビタミンCイオン導入

GG(グリシルグリシン)イオン導入

トレチノイン軟膏

形成・美容外科 診療一覧

女性診療・男性診療ともにお気軽にお問合せください

NEWS

診療一覧

HOME

アクセス

お問合せ

お問い合わせはお電話にて

フリーダイヤル:0120-00-6495

受付時間

月・火・水・木・金・土

9:00-12:00 14:00-17:00

日・祝日

休み

電話で問い合わせますか?

はい いいえ

キャンセル